DQ6から登場している鎧。分厚い鉄板を無骨に仕立て上げて作った厚手の鎧。
読んだままの性能で、はがねのよろいの上位装備であり、炎系や吹雪系のダメージを軽減する。
この耐性が意外と有難い。
当然ながら、分厚い金属製の鎧という事で、ある程度力の強いキャラクター(鋼鉄の鎧が装備出来るのであれば概ね問題は無い)にしか装備出来ない。
因みに現実の鎧はどれだけ厚くても精々2~3mmが限界。これ以上厚いと物理的に身動きが取れなくなるのだ。つまり実際の鎧は想像以上にペラペラな物と考えた方がいい。
が、この鎧はどう見ても数センチはある。
推定重量は数百キログラムぐらいだろうか……
現実の人類に装備出来る代物ではなさそうだ。
あるいはハニカム構造等で強度を上げた中空の鎧なのだろうか。
それならば炎や吹雪に対する断熱性能も説明は付くが……。
公式ガイドブックも認めるダサいデザインであり、かっこよさが大きく減少(DQ6、DQ7共に-30)してしまう。
良く言えば機能面にのみ重点を置いた漢らしいムサイ装備である。
後にゲーム内でその姿を確認できる作品も登場したが、そちらでもやはり無骨なデザインの鎧で、胸の部分だけが逞しい大胸筋を模しており更に乳首のような丸い突起が浮いているという姿で描かれ続けている。
おそらくモデルになったのは古代ローマやギリシアの時代に使われていた、逞しい上半身を模した胴鎧であると思われるが、
一枚板から胴にフィットするように打ち出されているそれらに比べ、板金を組み合わせて作っている鎧の一部分だけが逞しい筋肉を模しているこの鎧はなんともアンバランスな格好になっている。