巨人族が作り出したと言われる、強力かつ巨大な盾。
彼らが自分たちの兵装として鍛え上げたと言い伝えられている。
かなりの硬度を誇り、熱や冷気を遮る力もあるが、とにかく重くて大きい。
全身をカバーできるほどの広範囲を守ることができるため防御性能は高いものの、その重量は相当なもの。
構えるのもひと苦労な代物らしく、扱えるのは基本的に体力のある者に限られるが、守備力・耐性共に優秀で、数ある盾の中でもトップクラスに名を連ねる一品である。
強いて弱点を挙げるとすればかっこよさで、この点だけはかなり評価が低くなっている。
DQ6とDQ7におけるこの盾のかっこよさは、いずれも「-10」で、盾の中ではおなべのフタ(-20)に次ぐかっこ悪さとなっている。
デザインは初登場のDQ5の頃からほとんど変化することなく同じものを貫いているのだが、
そのデザインは金の縁取りに宝玉を埋め込んだりと装飾も豪華で、
決して他の盾と比べても見劣りするようなものには見えない。
形状自体は少々無骨ではあるかもしれないが、マイナス評価を受けるほどのものではないはず。
少なくともこんぼうやとがったホネ、ただのぬのきれなどよりもカッコ悪いということはまずないであろう。
もしかすると、設定からするに盾自体のデザインがダメという意味ではなく、「あまりにも大きすぎる」という点がただ持っているだけで不格好にも見え、他の装備品とのコーディネートのバランス的な意味などで総合的なかっこよさを下げてしまっているのかもしれない。
流石に全身が隠れるほどの大きさの盾を携えた状態で、全体のコーディネートを評価してもらうのは厳しいだろう。