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小説ドラゴンクエスト(しょうせつドラゴンクエスト)は、エニックス(現スクウェア・エニックス)から発売された小説のシリーズ。
エニックスのコンピュータRPGであるドラゴンクエストシリーズのストーリーや世界観に基づいたファンタジー小説である。第1作『ドラゴンクエスト』から第7作『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』までが発売された。
作者は作品ごとに異なり、『ドラゴンクエスト』から『III』までの「ロトシリーズ」は高屋敷英夫、『IV』から『VI』までの「天空シリーズ」は久美沙織、『VII』は土門弘幸が担当している。なお小説の設定に協力したのは横倉廣(『IV』まで)。
以下にて、各作品の詳細を解説する。なお、世界観や登場人物などは各ゲーム作品の記事もあわせて参照のこと。
テンプレート:ネタバレ
小説ドラゴンクエスト[]
小説ドラゴンクエスト
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小説
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著者
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高屋敷英夫
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イラスト
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いのまたむつみ 椎名咲月(新書版)
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出版社
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エニックス
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発売日
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四六版 : 1989年4月7日 文庫版 : 1991年10月25日 新書版 : 2000年6月30日
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巻数
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1(四六版、新書版)、2(文庫版)
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関連作品
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高屋敷英夫著。ハードカバー版と新書版は全1巻、文庫版は2巻構成。ゲームノベライズの先鞭をつけた作品である。これ以後、ドラゴンクエストシリーズのノベライズは『VII』まで続く。
設定[]
ゲーム本編では見られない小説オリジナルの設定を以下に挙げる。ゲーム『ドラゴンクエストIII』の発売後に執筆されたため、『II』『III』の設定を取り入れたものもある。
- 主人公の名は「アレフ」。
- 吟遊詩人ガライの亡霊が所々で現れアレフを導く。
- 上級モンスターのうち、以下の6種が幹部「竜王六魔将」となっている。
- スターキメラ - 飛行モンスターによる偵察部隊を率いる。彼女(このスターキメラは女性)の祖母が幼児期の竜王の乳母を務めていたため、乳兄妹にあたる彼女は竜王の側近の中でもっとも信頼が置かれている。
- 影の騎士 - 十数体の分身「黒影の騎士団」を率いる。
- 悪魔の騎士 - 小説では海底洞窟にてドラゴンと共にアレフを待ち受ける。
- 大魔道 - メルキド攻略失敗の責で前任の「カトゥサ」が処刑され元人間の「ザルトータン」に交代している。
- 死神の騎士 - 竜王の城の警護に当たる。元は死霊の騎士だった。
- ギガンテス - ゲーム第1作には登場しない種類。攻城部隊を率いていたが、アレフが旅立つより前にリムルダール攻略で戦死。
- 主なオリジナルキャラクター(厳密には小説オリジナルとは言い切れないキャラクターもいる)
- ガウル - ラダトームに出入りする鍛冶屋でアレフの養父。赤ん坊のアレフを瀕死の女性から託され育てた。
- ジェシカ - ガウルの妻でアレフの養母。
- セシール - ガライの宿屋の娘。排他的な町民たちの中で唯一アレフを信じてくれた。実は重大な秘密が隠されている。
- ガルチラ - 大鷲を連れ銀の横笛を持つ剣士。養父の仇を探す旅をしている。
- 魔界童子 - ザルトータンの腹心の部下で幻術の使い手。ガルチラの養父の仇。
- 千年魔女 - 雨のほこらに住む、かつてロトに恋した魔女。小説版『III』にも若き日の姿で登場。
- ローラ姫がさらわれた理由は「勇者は王女の愛と共に竜王を倒す力を得る」と予言されたためとなっている。竜王達としては二人とも赤子のうちに殺すつもりだったが、ルビスの関与で事態は意外な方向に展開していく。
- 呪文を唱えるにはとあるアイテムが必要(ハードカバー版。文庫版では詠唱が必要)。また、呪文のほかに幻術などの異なる効果を持つ「呪術」がある。
小説ドラゴンクエストII[]
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